業界や企業によって異なる就職活動の時期

2021年、経団連が就活ルールを廃止したことで、日本では採用選考の開始時期は政府主導で決められることになりました。
政府主導による就職活動のスケジュールでは、3月に採用情報が公開され、エントリーや会社説明会が開始され、Webテストや筆記試験を経て、4〜6月ごろから面接などによる採用選考が始められるとされています。
ただし、実際の採用は、外資系やベンチャーの内定出し時期が早いこと、政府方針に強制力がないこともあり、25年卒からは大企業の多くも採用活動のスケジュールを前倒しにしています。
一方、地方の企業や中小企業などは、大手企業の選考が終わってから、入社選考を本格化するところが多いようです。
なお、一定規模以上の企業の人事部は通常、何度かに分けて新卒学生を募集し、選考が終わると次の選考に向けてエントリーシートの受付を開始します。
そのため、学生側にも繰り返しエントリーシートに登録することが求められるのです。