親会社の有無や出自などで決まる企業文化

企業を選択するにあたっては、企業と自分の相性を判断する必要があります。
相性の判断で重要なのが、その企業の文化と、それに強い影響を及ぼす「親会社」です。
企業は一般に、親会社を持たない独立系、他の事業会社を親会社に持つ系列系、海外の事業会社親会社に持つ外資系、JRやNTTのようなかつては国営企業だった公社系に分類されます。
独立系は創業者のカラーが色濃く反映されており、B2Bの業界に多い系列系は比較的のんびりとした雰囲気である一方、親会社の意向が強くなりがちです。
外資系は総じて結果に対してシビアである一方、給与が高く設定されており、公社系は柔軟性にかけて年功序列の傾向が強く、また官公庁とのつながりが強くなっています。
なお利益率の高い業界には、多くの場合、化粧品業界における富士フイルム、健康食品業界におけるファンケルのように、他業界の企業が異業種参入しています。